音楽を楽しむために、ピアノと正しくつき合いましょう。
■ 部屋のレイアウトでピアノの音が変わる。
音には「反射」の性質があります。
音は減衰するまで反射を繰り返します。
反射が強いと、とてもうるさく聞こえます。
そういう場合は、部屋に起伏を作ってあげます。
毛足のあるカーペット、カーテンなら起伏の多い形状が有効です。
■ ピアノの音は遠くまで聞こえる。
使用時間帯や遮音などについても考えるべきです。
演奏するには日中の方が望ましいですが、いつも同じ時間に演奏するとは限りません。
必要に応じて窓や雨戸を閉め、弱音ペダルを使用するなどしましょう。
■ 距離が2倍になると、音の強さは1/4に。
音の強さは、距離が離れるほど小さくなりますので、外壁から離せば離すほど防音に有利です。
また音の大きさを半分にしたければ、壁の厚さを4倍にする必要があります。
これらを考慮し防音に取り組んで下さい。
■ ご近所への心遣い。
周りに方にピアノを理解してもらうことは大切なことです。
そのために、近所の方には、「ピアノの演奏音が大きい時は、遠慮せずおっしゃってください」など、
あらかじめコミュニケーションをとっておくとよいでしょう。周囲の人が我慢していることがないように、心遣いしてください。
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