楽譜の読めない人に、ピアノを教えることはできません。
楽譜は、音楽にとって非常に大切なものです。
楽譜を正確に読むことができなければ、まったく的外れの演奏になってしまいます。
ここでは、楽譜を正確に読むための考え方について、解説します。
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楽譜を正確に読むためには、 何度も繰り返し読むこと が、とても大切です。
人間は繰り返さないことは、すぐ忘れてしまいます。
毎日楽譜を読む習慣がなければ、すぐに忘れてしまうものです。
それならば、具体的にどのようにすればよいでしょうか。
まず、 毎日楽譜を見る練習すること はもちろんです。
また、市販のドリルを使って訓練することもできます。
そして、じっくりていねいに楽譜を読むことが大切です。
「何となく」で終わらせるのではなくて、一つ一つの音符をきちんと読みます。
そして音符だけでなく、強弱の記号や速さの記号、レガートやスラー、スタッカートの記号にも注意を払ってください。
この曲は何拍子なのか、♯や♭は付いていないか、速さについての指示がないか、楽譜に書いてある全てのことを見逃さないようにします。
楽譜に書いてあるどんな些細な事柄も見落とさないように心がけてください。
このように練習する習慣を身につけたなら、楽譜がすらすらと読めるようになります。
楽譜が読めると、その曲が何を表現したいのかまで読みとれるようになります。
ピアノを弾くために、 「楽譜を正確に読む」 ということが大切なことなのです。
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